企業研修

安全運転は企業の信頼性と社会的責任を支える重要な要素です。
従業員の運転技術の向上と安全意識の確立を目的とし、企業のリスク管理やコスト削減にも貢献いたします。

太陽グループの特徴

  • 研修はグループ教習所で対応

    行田、八潮、三郷及び日進自動車教習所は、太陽グループ教習所です。
    自動車教習所は、春季や夏季など入所者が集中する時期があります。こうした時期においても、企業様から研修のご相談があった場合は、極力、要望に応えられるよう担当インストラクター、研修場所、研修用車両の手配はグループで対応させていただきます。

  • 専任インストラクターが所属

    企業研修の受講対象者は、大半が運転経験の少ない新規採用者か、長い経験を有する職業運転手です。こうした免許既得者やプロドライバーに説得力ある指導を行うことができるインストラクターは、実は多くは存在しません。
    太陽グループ教習所では、「交通心理士」を中心とした専任インストラクターが、高い研修品質で企業様のリスクマネジメントをサポートしています。

企業研修について

気づきがもたらす行動変容 - 弊社の安全運転教育コンセプト

弊社の安全運転教育は、他の教習所とは一線を画した「気づき」を重視した教育法を取り入れています。
これまでの経験を基に、3つのステップを経て現在の教育方針を確立しました。

慣れ 過信 気付き
  • 01

    初心運転者教育の適用

    最初に、初心運転者向けの教育と同様のプログラムを提供した結果、運転技術や知識は向上しましたが、慣れにより過信が生まれ、スピードを出しすぎるドライバー等が増加しました。

  • 02

    専門知識と技術の向上

    次に、さらなる運転技術や専門知識を教えたところ、運転者の自信はついたものの、自己評価が過度に上がり、以前よりもリスクの高い行動を取る傾向が見られました。

  • 03

    心理学の導入

    最終的に、心理学のアプローチを取り入れ、運転者自身が「気づく」ことを重視する教育を行いました。法令遵守や知識を単に教えるのではなく、運転者が自身の運転行動を客観的に振り返ることで、メタ認知を高め、自ら行動を変えるよう促しました。

このアプローチにより、
運転者の意識が根本から変わり、
安全運転への自発的な取り組み

進むようになりました。
弊社の安全運転教育は、
単なる技術習得ではなく、
「気づき」による行動変容を目指しています。

交通心理学ついて

交通心理学は応用心理学の一分野で、
交通の現場における人間の行動特性を明らかにし、交通事故やトラブルの防止に貢献することを目指す研究領域です。

主に運転者や歩行者、旅客など、交通に関わるさまざまな人々の行動や心理を分析します。自動車の普及と共に、運転中の情報処理や行動に関する研究、運転適性と交通事故の関連性、交通行動に影響を与える文化的要因の探求、さらに運転技能や交通安全教育の効果的な方法についても研究が進められています。
日本では、交通事故の死亡者数は減少傾向にありますが、事故件数そのものは減少していません。また、高齢化社会が進む中で、高齢者が交通事故の被害者だけでなく加害者になるケースが増えており、交通心理学の重要性はさらに高まっています。この分野の研究は、今後の交通安全対策においても期待されるところです。

研修実績

  • 依頼企業様

    89

  • 受講企業様

    348

  • 研修実施回数

    2367

  • 受講者数

    4714

  • 過去5年研修受け入れ実績(2023年迄)

    過去5年研修受け入れ実績(2023年迄)グラフ
  • 研修内容

    運転技能診断 38% 新入社員研修 21% 事故発生者研修 4% Objet活用 8% その他 28%

研修コースのご紹介

ドライバーのスキルは千差万別です。一般的に運転の上手さは技量の高さを指標としがちですが、運転経験を重ねることや技術を習得するだけで交通事故リスクを減らすことはできません。個々に合わせた研修メニューを提案することにより限られた時間内の研修効果を最大に生かす教育をモットーにしております。

研修メニューの例

運転技能診断(3時限コース)
時刻 時間 項目 研修内容
9:10

9:20
10分 オリエンテーション
  • 挨拶、自己紹介
  • スケジュール説明、講習の目的
  • 交通事故がもたらす損失
  • 企業ドライバーとは
9:20

10:00
40分 運転適性検査
  • OD式安全性テスト
    • マークシート検査の実施
    • 運転に現れる性格
    • 運転に影響を及ぼす要因
10:10

11:00
50分 場内運転研修
(実技)
  • 基本操作及び基本走行
    • 法規に従った走行
    • 狭路の通過
    • 後退
11:10

11:50
40分 路上運転研修
(実技)
  • 応用走行
    • 道路状況に合わせた運転
    • 駐車と停車
    • 通行帯の選択
11:50

12:00
10分 まとめ
  • 運転の振り返り
  • 今後の目標設定
  • 修了証授与
  • 講習アンケート

※受講者の技量や交通状況等により、講習内容や時間配分が変更になることがございます。

運転技能診断(6時限コース)
時刻 時間 項目 研修内容
9:10

9:20
10分 オリエンテーション
(講義)
  • 挨拶、自己紹介
  • スケジュール説明
  • 講習の目的
  • 交通事故状况
9:20

10:00
40分 運転適性検査
  • OD式安全性テスト
    • マークシート検査の実施
    • 運転に現れる性格
    • 運転に影響を及ぼす要因
10:10

12:00
110分 場内運転研修
(実技)
  • 基本操作及び基本走行
    • 模範運転の観察
    • 法規に従った走行
    • 障害物の対応
昼食休憩
13:00

13:50
50分 路上運転研修
(実技)
  • 応用走行
    • 道路状況に合わせた運転
    • 駐車と停車
    • 通行帯の選択
14:00

14:50
50分 慣熟走行
(実技)
  • 自動車に働く自然の力
    • カーブでの遠心力等
  • 狭路課題の実施
    • 隘路、路端停車等
15:00

15:30
30分 所内運転審査
(審査)
  • 効果測定(場内審査コース採点)
    • 乗降と運転姿勢、法規走行、後退
  • 迫指導
    • 各自不得手な項目の実施
15:30

15:50
20分 まとめ
  • 運転の振り返り
  • 今後の目標設定
  • 修了証授与
  • 講習アンケート

※受講者の技量や交通状況等により、講習内容や時間配分が変更になることがございます。

運転技能自動評価システム

  • 運転技能自動評価システム「Objet(オブジェ)」を導入

    Objet(オブジェ)は、3つのモーションセンサとGPS情報を活用し、運転者の安全確認行動・減速行動・車速や位置情報を計測し、その計測結果をグラフにして解析するものです。
    車両速度、安全確認のタイミングと角度、確認時間、そのときの足の動きなどを細かく計測し、それらを総合的に評価します。採用した社員の運転技能を客観的に初期診断し、転ばぬ先の杖として必要な指導助言を行うことができるほか、事故を起こした社員の再発防止の指導に最適なシステムです。

  • 交通事故リスク低減の切り札に!

    運転技能自動評価システムObjetを用いた安全運転講習会のご案内!

    • IT技術でクルマやドライバーの挙動を計測
      し、クセや欠点を「見える化」します

      • 確認の回数・タイミング・時間角度
      • アクセルブレーキのタイミング
      • 交差点への進入速度
    • 解析結果で分かること

      • 安全運転行動の有無
      • 危険予測経験で身に着いた悪癖
      • その他運転行動(速度対応漫然)

    交通事故の54%は交差点で発生しており、その事故形態の87%が車両相互です。
    また、事故原因の75%は確認不足、不注意によるものです。交差点を走行するにあたり、どのような運転行動をしているのかを「見える化」できればドライバーの普段の運転傾向を推し量ることができ、指導助言が効果的になります。

  • 必要な人に必要な安全運転講習を

    太陽グループ教習所では、新規採用等の社員の方を対象に、Objetで初期診断されることを提案いたします。
    また、事故を起こしてしまった方や、運転に不安のある方には「マンツーマン講習」、重大事故を起こしてしまった方や、事故を頻繁に起こしてしまう方へは「事故惹起者カウンセリング」等の講習メニューがございます。

    • 初期診断講習

      2時限

      1. オリエンテーション(10分)
      2. Objetによる運転診断(60分)
      3. 診断結果まとめ(40分)
    • マンツーマン講習

      3時限

      1. オリエンテーション(10分)
      2. Objetによる運転診断(30分)
      3. 診断結果(30分)
      4. 添乗指導等(80分)
    • 事故惹起者カウンセリング

      4時限 (交通心理士が担当)

      1. オリエンテーション事故状況(30分)
      2. Objetによる運転診断(30分)
      3. 診断結果(30分)
      4. 添乗指導(60分)
      5. 交通カウンセリング(60分)